鶏のまめ知識 |
経済寿命 |
卵用鶏は、孵化後180日頃の卵から市場に流通します。それから1年卵を産み続けます。おおよそ550日経過すると、次世代と交代いたし廃鶏として処分されます。 |
1羽の産卵個数/年 |
白色レグホン:約300個 名古屋コーチン:200個(改良型は230個) |
1羽の経済算出額 |
白色レグホン:約300個×20円=6000円(1パック10個入り200円として)
名古屋コーチン:200個×50円=10000円(1パック6個入り300円として)
市販価格からの算出なので、農家の取り分はさらに少ない金額となります。 |
飼料代 |
調べて見ましたが、明確にはわかりませんでした。しかし、550日餌を食べるとすると1日2円で1100円の餌代になります。
卵の農家出荷額をもし餌代が超えることになれば、養鶏が破綻します。
卵、少し安すぎると思いませんか。 |
ゲージ飼い |
採卵鶏は、ほとんどがゲージ飼いです。
平飼いが良い卵で、ゲージ飼いは普通の卵のイメージありませんか。
平飼いの理由は運動する事です。それによって卵の質が向上するという明確な記述は発見出来ませんでした。むしろ、自由に飼料以外の物を食べることによる病気リスクが上がります。衛生管理面で有利なゲージ飼いが安全面で勝っていると思います。 |
黄味の色 |
黄味の色が濃いほど高級に思いますが、果たして本当か。
黄味の真実は、餌にあります。餌によって変わるともいえます。
卵の、味風味に黄味の色は関係ありません。
(ただし、視覚的に濃いと美味しく感じるのも事実ですけど。)
白色レグフォンと名古屋コーチンどちらが濃いかの回答ですが、同じ条件で育成した場合名古屋コーチンの方が濃くなります。濃い理由は、年間産む卵の数が関係しており少ないから濃密になるためです。 |
鳥インフルエンザ |
鳥インフルエンザによる卵への影響は確認されていませんので、万が一発生しても心配は無用です。人への感染の変異への予防的措置です。 |
鳥インフルエンザ対処 |
疑わしいグループはすべて殺処分となります。
卵用鶏は、遺伝子的にとても近い遺伝子ばかりの集合体となり飼育されています。
従って、1羽伝染することにより一気に広がります。
近年は、とても素早く行政や関連機関が対処するので大きく取り上げられ無くなりました。 |